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上肢障害と支援機器

【概要】

上肢障害者が職場で使用する機器として、主にパソコン操作を支援する機器があります。例えば、キーボード・マウス補助具以外にも、声でパソコンに指示して操作や入力作業が行える音声認識ソフト、キーボードやマウスを使いやすくするパソコンのアクセシビリティ機能などがあります。 
また、職場内の設備への配慮として、受話器を使用しなくても電話の発信・受信ができるハンズフリー電話器などがあります。
詳しくは「障害別に選ぶ」から具体的な製品の情報をご覧いただけます。


【職場で使用する支援機器】

音声認識ソフト、アプリ:

 音声による文字入力やアプリケーションの操作ができるソフトウェアやアプリケーションです。キーボードでの入力が困難な場合でも、効率的に作業を進めることができます。パソコンのアクセシビリティ機能にもその機能は搭載されています。

キーボード・マウス操作支援:

 パソコンのアクセシビリティ機能に、キーボードやマウスを使いやすくする機能が標準装備されています。
 例えばWindowsでは、以下のような機能があります。
  ・ 固定キー:2つ以上のキーを同時に押すことが難しい場合に役立ちます。
  ・ フィルターキー:キーを長く押しすぎてしまう場合や、意図しないキーを触ってしまう場合に役立ちます。
  ・ スクリーンキーボード:通常のキーボードの使用が難しくとも、マウスクリックや
    スイッチを使用することで文字の入力を行えます。
  ・ マウスキー:マウス操作が困難な場合にテンキーでマウスポインターを操作できます。
 このような機能を使用しても困難が解消されない場合は、その方の症状に合わせた個別の支援方法を検討することになります。例えば、代替えマウス(タッチパッド、ジョイスティックなど)やキーガードなどの活用、スクリーンキーボードをスイッチ操作で使用する場合は、手以外の部分でスイッチ、呼気を利用するスイッチ、視線を使用するスイッチなど、症状に合わせて様々なスイッチが存在します。また、上記の音声認識の活用する事も支援方法のひとつです。

肢体不自由者向けパソコン周辺機器:

 パソコンを楽な姿勢で操作できるよう傾斜をつけた台などのパソコン周辺機器があります。

ハンズフリー電話機:

 片手が不自由な状況で、電話対応の際にメモを取ることが困難になることがあります。ハンズフリーで電話機対応することにより困難が解消できます。


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